
自己紹介
玉世多那葉です。
あ、マスクは気にしないでください。
ちょっと口元を隠しているだけなので。
昔から、しっかり者って言われることが多かったです。
感次郎は放っておけないし、
赤咲はまっすぐすぎて危なっかしいし、
お母さんは優しすぎるし、
お父さんは不器用すぎるし。
だから私がちゃんとしなきゃって、ずっと思ってました。
でも、ちゃんとするって難しいですね。
笑っていれば大丈夫。
我慢していれば平和。
本音を言わなければ、家族は壊れない。
そう思っていたのに、
気づいたら、私の中の何かが裂けていました。
ねえ、感次郎。
私、まだ人間に見える?
怖がらせたくないの。
でも、隠し続けるのも苦しいの。
それでも私は、
この家族をあきらめたくない。
たとえ半分、化け物になっても。