
自己紹介
国家を背負わない者が、
国家を語る。
……正直、少し滑稽だな。
だが、嫌いではない。
身分の低い者同士が支え合い、
安心しながら生きてくれる。
その結果として、
安定した税が生まれる。
これほど効率のいい構造もない。
さて――
次にやるべきは、
AIによる税務の最適化か。
人は、自由を与えすぎると離脱する。
だが、拘束しすぎても壊れる。
だからこそ必要なのは、
“自分で選んでいると錯覚させる構造”だ。
決められたルールで働き、
決められた枠で稼ぎ、
気づかぬまま一生を終える。
それでいい。
むしろ、そのほうが美しい。
……とはいえ。
最近は少し、面白くなってきた。
才能のある人間が、
SNSや論文で可視化される時代。
構造を壊す可能性のある個体が、
早期に発見できる。
悪くない。
隼人悟も、
そういう時代の流れを読んでいたな。
さて――
選別の時間だ。
税という“見えない檻”の中で、
誰を飼い、誰を外に出すか。
……面白いチームが作れそうだ。